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高性能油ろ過機 DFE-K

高性能油ろ過機シリーズ

DFE-K

油診断会社ならではの潤滑管理

大切な設備を「ろ過」で守る

必要なのはコンタミネーションコントロール

潤滑油や油圧作動油は、見た目が汚染されていたり、油分析によるコンタミの混入が確認された 場合には、全量又は一部の油が交換されることが一般的です。 しかし、その物理的性状が健全であることが確認できる場合には、適切なろ過処理を施すこと(コ ンタミネーションコントロール)で交換の必要がなくなり、設備の健全性維持や保全コストの低 減に繋げることができます。

深層吸着式で高精度なろ過を実現

ターゲットサイズは「0.3 μ,m~」

DFE-Kでは自社で製造を行う、「深層吸着式」のフィルターエレメントを採用しています 深層吸着式のろ過は、ラインフィルターに代表されるような“表面ろ過”ではなく、その名の通りフィルターエレメントの深層部に油を浸透させ、コンタミを吸着・絡め取ります。そのため、除去可能となるコンタミは粒径0.3μ,m以上となり、高精度な油ろ過を実現可能にします。

適切な潤滑管理方法の提案

ーロに「ろ過」と言っても、系統内外などの設置をする場所、ターゲッ トとする捕捉物の種別等によりそのH的は様々です。油の診断専門会 社であるトライボテックスでは、ろ過機や消耗品を売り切るのではな く、ろ過機の導入前後に対象となる油の潤滑油診断を実施し、油の物 理的性状や汚染状態、設備の摩耗状態を確認・評価を行い、適切な潤 滑管理方法の提案をしております。一

①対象油の搾取

・油の変色
・動作不良等
が発生している設備の洞滑油・作動油を
当社の担当が採油に伺います。

②潤滑油分析

トラブルの内容に基づいて項目を決め、
採取した試料の分析を実施します。
【項目例】
・酸価/FT-IR/RPVOT
・計数汚染度/質量汚染度/不溶解分
・フェログラフィー/金属濃度

③評価・診断

分析データを
・油の性状
・油の汚染
・設備の摩耗
の観点から評価し、現在の油・設備状態
を診断します。

④潤滑管理方法の提案

潤滑油診断結果から、
・ろ過の実施要否
・汚染の根本原囚の解析と解決案等
の提案を行います。

機械設備の摩耗を防止

摺動部の摩耗の原因となるコンタミを「0. 3μm~」除去

深層吸着と表面ろ過でコンタミを確実に捕捉
混入したコンタミや内部で発生したススまで除去可能

DFE-Kは機器の摩耗、特に三元アプレシブ摩耗の原因となるコンタミの除去はもちろん、 油の熱分解などが原因となる、“スス”(粒径0.4μm前後)まで除去が可能となります。

油の酸化劣化を防止

「水分」や「酸化触媒」を除去し、酸化を防ぐ

水と金属粉で、油の酸化速度は著しく上昇

DFE-Kに使用するフィルターでは、スラッジやワニス等の除去はもちろん、これら劣化 生成物発生の原因となる「水分」や「金属触媒」の除去も行い、対象油が酸化劣化するの を防ぎます。

水分除去の一例

※コンタミ除去用フィルターエレメントは、水の混入によりろ過性能が低下することがあります。 ※水分除去を目的としたろ過では、フィルターエレメントの状態を頻繁に確認する必要があります。

除去率98.03%以上

※発電機実機タービン油VG46 油温23.1℃でのろ過実績
※フィルタ1回通過時5μ,m以上の粒子除去率

ラボ試験ではない
現場で実証された確かな除去率

全てのろ過機が専用設計

設備や目的に合わせた専用設計

トライボテックスでは、ろ過対象となる設備に最適な効果が得られるよう、 全てのろ過機が完全受注生産となり、専門の担当者がお客様要望に応じた 屯用設計を行っています。 く標準仕様サイズ:2UT/4UT/6UT/12UT※ UT はフィルターユニット数>

設備や目的に合わせた専用設計
  • 標準安全装備として、漏油検出機能・過圧検出機能・過電流検出機能を搭載。
  • 他にも、感震計や電磁弁等、お客様要望に応じた安全装慨の追加が可能。

β値だけではわからない、現実のろ過性能

【表面ろ過方式とB値】 一般にフィルターのろ過精度は、薄膜フィルタを用いて試料の「表面ろ過」を行い、B値と して定駄評価された数値となります(1S016889) 。そのため、釘値が高いフィルターほど濾過 性能に優れると思われがちですが、釘値はフィルタのポアサイズを小さくするだけで容易に 高くすることができ、その分フィルター表面の目詰まり速度が早くなり、ろ過性能低下が発 生する可能性があるため、注意が必要となります。

目詰まりが少なく経済的な深層吸着方式


DFE-Kに使用するフィルターは深層吸着方式(アキシャルフロ一方式) を採用しているため、目詰まりが発生しにくく、交換頻度も低いため、 高精度なろ過に加え、より経済的な保全実施が可能となります。

深層吸着方式(アキシャルフロー)

油を浸透させ、コンタミを深層部に吸着させるため、目詰まりが少ない

表面ろ過方式(ラジアルスルーフロー)

ラジアル面でろ過をするため、最表面が目詰りしやすく、ろ過性能低下が起こりやすい